前立腺がんは治る

 

前立腺がんは他のがんに比べると治りやすいと言われています。一般にがんは早期発見が必須と考えられていますが、前立腺がんの場合は進行が遅いこともあり時間的な余裕があります。ですから、自覚症状が出るようになって検査で見つかってからも治療することができるのです。

 

前立腺がんと診断された場合は治療について、医師と患者の間で検討が行われます。手術や放射線治療などいくつかの選択肢があるからです。

 

前立腺がんに限らずなるべく手術をしない方がよいのですが、どうしても手術で切除しなければならないケースもあります。前立腺がんの進行が遅いと言ってもほったらかしておけば体の他のところに転移してしまいます。ですから、検査で見つかった時点で速やかに治療を開始しなければなりません。

 

進行が遅いということは治療をいろいろと試してみることができると言うことです。ホルモン療法や放射線治療など主治医に相談しながら検討をしましょう。

 

前立腺がんの手術の場合は前立腺の周囲にある臓器に傷を付けてしまう恐れがありますので、できるだけしないようにしている病院も多いようです。もちろん患者の状況によっては手術をするでしょう。最近の前立腺がんの切除手術は技術的な進歩をしていますから、以前ほど術後の影響はないようです。

 

誰でも手術などしたくありませんから、前立腺がんの検査も年に一回は行うようにしましょう。それも50を過ぎてからで問題ないでしょう。しかし、50代でもまだまだ現役の人も多いですから、長く働きたいと考えるならば早期発見を目指すようにしてください。