前立腺がんの特徴

 

がんは体のいろいろなところに発症します。その部位によって名称が違いますが、発生のメカニズム自体は同じです。しかし、部位によって病気としての特徴が異なっています。

 

前立腺がんの特徴は進行が遅いということと、薬が効きやすいということです。一般的にがんは若い人ほどその進行が早いと言われています。前立腺がんの場合は発症すること自体が高齢者に多いということもあり、進行がかなり遅いようです。

 

前立腺がんは体の中でがん細胞ができてから病気として認識されるまでには40年近くかかるとも言われることもあります。そのために高齢者の場合がほとんどなのです。また自覚症状もなくそのまま寿命を全うしてしまう人もいます。

 

別の病気でお腹を切った時に見つかると言うケースもあるのです。前立腺がんも放置しておけば生命にかかわるのですが、多くの場合はそこまで至らないということなのです。

 

しかし、がんであることには間違いありませんから、寿命をまっとうしたいと考えるのであれば早期発見と早期治療が必要となります。

 

また、がんに対する薬の効果が他のがんに比べると期待できるということも特徴として挙げてよいでしょう。

 

前立腺は体の中の方にありますから、以前までは検査をすることが容易ではありませんでした。最近になって検査方法が確立し、簡単に検査をすることができるようになりました。

 

今までの前立腺がんの治療とこれからの前立腺がんの治療は少し変わってくるかもしれません。長生きをしたいのであれば、50歳を過ぎてからの健康診断で前立腺がんの検査を受けるとよいでしょう。